健康診断
◆ 健康診断で自分の健康状態をチェック!
- ■ 自分の健康状態を知るための最も確実な方法は、定期的な健康診断の受診です。
- ■ 健康診断を受けることで、自覚症状の現れにくい生活習慣病も早期発見が可能となります。
- ■ 最低でも1年に1度は検査を受けるようにしましょう。
- ■ 健康診断で自分のからだの状態をチェックし、もう一度生活習慣を見直してみましょう。
- ■ 検査結果が正常値から少し外れた場合でも、必ずしも病気であるとは限りません。
また逆に、病気であっても検査値が正常範囲内になることもあります。
自己判断をせず、主治医の指示に従うようにしましょう。
生活習慣病は遺伝する!?
生活習慣病の発病には遺伝的なものが大きく関係するという意見をよく耳にします。たしかに、“ある家族には太っている人や高血圧や糖尿病などの病気にかかっている人が多く、ある家族にはほとんどいない”といった違いがみられることも多く、遺伝との関連性は否定できないといわれています。しかし一方で、同じ家族同士や血縁者の場合は、長年の習慣などにより食生活の好みや日常の生活パターンが似かよっていることが多く、実際には、生活習慣病の発病は、それらの要因によるところも大きいものと考えられます。
◆ 「生活習慣病」ってどんな病気?
さまざまな生活習慣病
生活習慣病というと、一般に脂質異常症(高脂血症)、高血圧、糖尿病などが代表的な病気としてあげられます。さらに、それらによって引き起こされる動脈硬化や虚血性心疾患、脳血管障害、この他にも、骨粗鬆症や歯周病、がんなど、非常に多くの病気が生活習慣病としてあげられています。生活習慣病のほとんどは、以前は「成人病」と呼ばれていましたが、原因は、加齢よりも、むしろ食生活、運動不足、喫煙などの誤った生活習慣にあり、時には子供にも起こることが明らかとなって、今では「生活習慣病」と呼ばれています。
誤った生活習慣の積み重ねによって起こり、一方で、生活習慣の改善によって予防が可能な病気、それが生活習慣病なのです。
生活習慣病は「沈黙の病気」
脂質異常症(高脂血症)や高血圧、糖尿病など生活習慣病の多くは、「沈黙の病気」といわれ、自覚症状がほとんどないままに進行します。このため、長い間気づかれずに放置され、ある日突然、激しい苦痛を伴う発作などに見舞われて、重大な結果を招いてしまうことも少なくありません。
生活習慣病に対しては、まず予防に努めること、そして早期発見、早期治療が非常に大切です。